前日まで
 一応は放送日である「5月2日にちなんだ問題」と最近の芸能問題を勉強しようとしたのですが、前々日に仕事を終えた後、体の怠さを感じたため、直前のチェックは全くできずじまいに。映画や本の知識はホントにないので勉強しなくても同じ、とも思ったのですが、「雨の日のイルカたちは」(片山恭一)、「ハウルの動く城」(宮崎駿監督)、「ドーンオブザデッド」(ゾンビ映画)など数作品だけ記憶しました。5月2日生まれの有名人も、既に知っている人ならともかく、あまり興味のない人を沢山覚えるのは辛いので、語感の良かった「スカルラッティ」(伊・作曲家)に山をかけてしまいました(←今思えばとても出そうにないのですが)。

当日
 大量の水分摂取→暖かくして汗をかく、ということを2日間繰り返し、なんとか当日には体調の方は70%程度回復。「めざましテレビ」の「今日の占い」では僕の星座である獅子座は最下位。まあ、星占いを信じたことは今まで一度もないので、いい……んだけど。
 12時49分、大阪ABCに到着。指定された集合時刻は13時30分だったのですが、既に昼食も食べ終わり、特に時間を潰せる場所もなかったので入口を通り受付へ。
 受付「まだ控え室の準備ができておりませんので、ロビーでお待ち下さい。」
ということで、言われるままロビーへ。まだ誰も来ていないようでしたが、「じきに他の出場者の方も来るだろう」と思い、どんな相手なのか緊張して待っていると……10分経っても20分経っても一向に誰も現れないのです。「社会人なら時間は守らなきゃ」と愚痴りつつも「もしかして僕が時間を間違えた?」「もしかしてこれ、どっきりカメラ?(←放送局が違う!)」となぜか心配になり、しまいには緊張と心配で疲れてしまいました。
 13時20分、受付の人に呼ばれ漸く控え室に。「集合10分前だというのに誰も来ていないとはどういうことだ」と思いながら部屋にはいると、そこには緊張の面持ちの男性が1人と女性が1人。「えっ、何で既にいるの?」と思いつつもとりあえず自己紹介。
 「はじめまして。赤の滝本です。宜しくお願いします」
 「白の福垣です。」「たぶん青の岡本です。」
聞けば、2人とも13時過ぎに到着していたとのこと。なぜ早く来たはずの僕が2人より遅く部屋に通されたのかはわからないのですが、もっと問題なのは緑の方山口さんということは机の紙に書いてあったのでわかっている)が集合時刻になっても来ないのです。「前回の30周年の人たちはスゴイですね」「たぶん今日は20代大会ですね」「(3人とも西日本なので)たぶん山口さんは東日本に住む女性の方ですよね(←実際は男性でした)」などと話すものの、もし山口さんがこのまま来なかったら今日の収録は中止? という不安がだんだん3人を支配するようになります。しまいには、誰かが廊下を通るたびに全員ドアの方を振り向くありさま。その間、福垣さんと僕は何回も「緊張しますね」と言い合っていました。福垣さんは根っからの関西人のようで、普段はもっと活発で面白い人なのでしょうが、とても大人しく感じます。僕も全く落ち着きがありません。

 14時、漸くスタッフの方がやってきて、当日のスケジュールを話すのですが、
 スタッフ「緑の山口さんはいらっしゃっていないんですか?」
 3人「そうなんですよ。」
 スタッフ「でも、とりあえずメイク室に行きましょう。」
こちらは不安と緊張でいっぱいなのに、スタッフは落ち着いたものです。簡単なメイクも終わり、ロビーに座っていると山口さんが荷物を持ったまま登場。「どうもすいません」と謝っていましたが、3人とも寧ろホッとしていました。聞けば、13時20分頃到着したのですが、(なぜか)受付を通らず建物の中に入り、応援団の方と待っていたらしいです。出場者が4人集まったところでプロデューサと打ち合わせ(ルールの確認など)。ここで対戦相手の3人のご紹介。
 緑:山口さん(宮城)……小学校の先生(6年生を担当)。応援団は奥さんと1歳になる息子さん。
 白:福垣さん(兵庫)……町役場の職員。11人もの大応援団を引き連れる。応援団の手前、「パネルをたくさん獲らないと」。
 青:岡本さん(長崎)……OLをされている。応援団はご両親とおばあさん。交通費が4人で十数万円かかったそうで、「パネルをたくさん獲らないと」。
この頃、緊張は最高潮に達していて、トイレで福垣さんと「緊張しますね」と再び言い合っていました。しかし頭の中では「スカルラッティ、スカルラッティ……」と連呼していました(←カバディじゃないんだから)。そしてスタジオへ……。

No.2に続く